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星降る野原

日記です。

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夏至

「青いパパイヤの香り」のトラン・アン・ユン監督作品。

同居する兄妹が起き出すシーンから始まり、その時にかかっている音楽がやたらとポップで、思わず「あれ? 香港映画?」と錯覚してしまいました。

ストーリーはある家族、それぞれの抱える秘密が展開していくと言うものです。登場しているのは3人の娘と息子1人。下の娘と息子が結婚しておらず同居していて、姉2人は一見幸せな家庭を築いています。本当は夫が浮気してたりする訳です。

「青いパパイヤの香り」もそうですが、この映画も映像が美しいです。「夏至」ではちゃんとベトナムでロケをしたようで、屋外のシーンが沢山あります。特に一番上の姉の夫の愛人?がいるところ(村ですね、多分)なんて、政府観光局でそのままこのシーン使ったら?とお勧めしたくなりました。

夫も悩みます。長年2人の女性の間を行き来して暮らしていて、自分はどちらの人生を選べばいいのか悩みます。最後は妻の知るところとなりますが、この妻の行動がちょっと私には不可解。夫とその愛人はこれからどんな人生を歩むのか? 私が夫だったら何となく愛人の方を取るでしょうが、多分そうではないような気がします。一番印象に残ったのがこの夫のエピソードと景色でした。



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ビハインド・ザ・サン

「セントラル・ステーション」や「モーターサイクル・ダイアリーズ」など、ロードムービーがうまいワルテル・サレス監督作品。

ブラジル東北部の乾燥地帯に住む2家族の争いの話。プレヴィス家のトニーニョは、フェレイラ家に殺された兄の仇を討つが、今度は自分がフェレイラ家から狙われる事となる。死んだ息子のシャツの血が黄色に変わったら、復讐の時。トニーニョは町から町へと巡るサーカスの女の子クララに恋をするが、彼の命はフェレイラ家のシャツの血が変色するまで。

「ブラジル東北部の乾燥地帯」ですが、映画を見た感じでは半砂漠状態です。プレヴィス家の職業は砂糖作りで、サトウキビを牛がひく臼で絞り、それを煮て黒砂糖の塊を作り、町へ持って行って売るだけ。この牛が2家族の争いを象徴しています。臼をひくと言う事は、延々と同じ場所を回り続けるって事ですね。何とかしてこの輪から抜け出さないとまた歴史は繰り返してしまいます。まあ途中で結末を予測させるように、牛が動かなくなったりしますが。

土地の権利を争っているこの2家族、フェレイラ家の方がプレヴィス家よりも遥かに裕福。フェレイラ家は大家族で教養もありそう。それに対してプレヴィス家の方は殆ど着の身着のままだし、砂糖の値段は下がって更に収入が落ちるし。トニーニョの弟なんて字は読めないばかりか、名前がありません。サーカスのおじさん(サルスティアーノ)につけられた名前が「パクー」です。パクーって魚の名前ですよ...。それほどまでに差が出てしまったのに、フェレイラ家はプレヴィス家の土地を欲しいんですね。この辺も南米の現実の一面を切り取っているような感じがします。全体像ではないですが。

最後にトニーニョはこの争いの輪から何とか抜け出す事が出来て、それまで砂糖を売りに行く町しか見た事がなかったのですが、放浪の末に海へたどりつきます。彼の目に、今まで見た事もない海はどう映ったのでしょうか。

この映画を見て、何となくガルシア・マルケスの小説「百年の孤独」を思い出しました。舞台に共通点はないのですが、設定が似ています。「百年の孤独」の方は特に復讐や他の家族との争いは出て来ないんですが、「閉じた輪」なんですね。



本日は

...歯が痛いので、映画の事が考えられません...。

早く寝ようと思います。

しかし歯が痛いと日常生活に支障が出ますね。仕事どころじゃないし。

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