忍者ブログ

星降る野原

日記です。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ジャンヌ・ダルク

1999年公開のリュック・ベッソン監督作品。

ミラ・ジョボビッチはバイオハザードの印象が強くて敬遠していたのですが、リュック・ベッソンが監督であるし、たまたまケーブルテレビで放映されていたので見ました。

見て正解。

ジャンヌ・ダルクについては、この辺に詳しいので省略して、生まれてから処刑されるまでを描いています。

史実に忠実だと思われますが、何しろ戦いに明け暮れて、魔女の烙印を押されて処刑されるのですから、その描写が生々しいです。特にイングランド軍に引き渡されてから異端審問の判決が言い渡されるまでについては、ついつい「罰が当たるぞ」と思いながら見てしまいました。

戦争のシーンは壮大であるうえに、ジャンヌ・ダルクが普通の人間として描かれている点はかなり面白かったです。戦争の最中でジャンヌが迷うところとか、神を慕うところとか。

百年戦争の時代です。世界史で習ったのにすっかり忘れてしまい、映画を見ながら調べてしまいました。



PR

青いパパイヤの香り

カンヌ国際映画祭の新人監督賞受賞作品。日本でも話題作として公開されたように記憶しています。当時、映画館で映画を見ると言う習慣があまりなかったので、この映画は衛星放送で放映された時に見ました。タイトルが非常に美しく、ずっと気になっていた映画でした。

奉公に出された幼い少女が、奉公先で成長していく話です。これは全編室内セットで撮影されたとの事ですが、そう言われてみると確かに屋外の映像はなかったです。しかし、それを感じさせない出来です。全編室内セット...と聞いて、やっとそう言えば...と気付いたくらいです。

少女役のルー・マン・サンは、本当は日常を隠し撮りしたのではないか?と言うくらい自然。ポスターの表情がまたいいですよね。この映画で印象的だったのが登場人物の視線です。成長したムイを追いかける青年の視線。思わずため息が出ます。何かを表現するにしても、色々な方法があるものだなと思います。台詞が全体的に少なめですが、人の感情の動き等が逆に手に取るように判って良いかと。


花様年華

この映画、カンヌではトニー・レオンが主演男優賞、クリストファー・ドイル等が賞(Grand Prix de la Commission Supérieure Technique)を受賞しています。本当に美しい映画です。見た後に切なく歯がゆい気持ちにさせられる映画です。

赤や雨、湿気が印象に残る映画です。廊下のカーテンが翻るシーン。そして同じようなシーンで繰り返し同じ音楽が流れるのも印象的。あの時代の香港では、女性は皆あのようなチャイナドレスを着ていたんでしょうか? そうだとしたらすごいですね。あの湿気の中、襟までぴっちりした服を着るとは。これもこの映画を見て美しいと思った要素の一つです。外国人の友人と一緒に見たのですが、クリストファー・ドイルの独特なカメラ回しにかなり衝撃を受けたようで、映画を見終わった直後は「この映画は好きかどうか判らない」などと言っていましたが、それから数日間、赤いカーテンとチャイナドレスを着たマギー・チャンの夢を見続けたそうです。結局は「後になってじわじわと良さが判ってくる映画だった。特に映像が印象的だ」とコメントしていました。

トニー・レオンとマギー・チャンが会っているレストラン、ナット・キング・コールの歌がかかっていて、あの年代に青春時代を過ごした人にとってはとても懐かしいのではないでしょうか。



最新コメント

最新トラックバック

ブログ内検索

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カウンター

アクセス解析

Copyright ©  -- 星降る野原 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by Didi01 / Powered by [PR]

 / 忍者ブログ