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星降る野原

日記です。

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タブロイド

メキシコ・エクアドル合作で、プロデューサーがアルフォンソ・クアロンAlfonso Cuarón。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」、「天国の口、終わりの楽園 (Y tu mamá también, 2001) 」の監督です。

舞台はエクアドル。子どもを狙った連続殺人の被害者の葬式の日、聖書販売人のビニシオが誤ってその被害者の双子の弟をひいてしまう。車をバックさせようとしたのを、逃亡すると勘違いした人々にビニシオはリンチされる。葬儀を取材に来たマイアミのテレビ局レポーター、マノロによって助け出されるが、拘置所へ。ビニシオは「ここから出してくれるなら、連続殺人犯モンスターの情報を話す」とマノロに持ちかける。マノロは取材を引き受けるが...。

日本語版のHPでは「シティ・オブ・ゴッド」を超える衝撃作となっていましたが、「シティ・オブ・ゴッド」が街の現実を淡々と執拗に追っていくのに対し、「タブロイド」は登場人物の心理的な動きにより焦点を当てています。ビニシオ役のダミアン・アルカサルなど、微笑みが何とも薄気味悪く、元々こう言う人なのかと思ってしまうほど演技が良いです。映画の中盤に差しかかったあたりで、その後の展開が読めてしまうんですが、それでも尚最後まで目が離せなかったのは、やはり人物描写がきっちりしているのと出演者が良いからでしょう。...そして要所要所に不気味な場面が入っているせいかも...。

取材陣はマイアミのテレビ局と言う設定だけあって、ジョン・レギサモをはじめとする取材陣の台詞は英語とスペイン語が混在しています。彼もいい俳優だと思いますが、容姿が結構個性的に見えるので、ひょっとしたらアクの強い役しか出来ないかも知れません。

それにしても舞台となったババオヨBabahoyoの郊外はすごいところです。見ているだけで画面から集落が発しているであろう匂いが感じられます。恐らくそれも監督の意図するところだったのでしょう。



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