星降る野原
日記です。
カテゴリー「映画」の記事一覧
- 2026.02.09
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- 2010.08.02
パフューム
- 2010.07.31
カルメン
- 2010.07.30
シティ・オブ・ゴッド
パフューム
本、映画共に話題作だったので、ご存知の方も多いと思います。「パフューム ある人殺しの物語」。
私はフランス人の友人に強力お勧めされて、まず本を買いました。本も強烈でしたが、映画は更に強烈でした。
いつも思うのですが、本は文字を追うだけで、自分の好きなように想像が出来ます。特に情景や人の顔等ですね。その点自由で、普段は本の方が良いのですが、この作品については映画を取ります。
と言うのも、18世紀のパリ。字面だけでは正確には想像できませんでしたから。18世紀、恐らく20世紀初頭まではパリの住民の大部分はあのような生活を送っていたのではないかと思います。
映画のタイトル通り、全ての情景が香りまで発しそうなくらいでした。グルヌイユが生まれた時の場面、香水の調合の場面、そしてグルヌイユが「究極の香水」を探し求める場面、ラスト近くに南仏から逃げ出す場面...。この監督さん、かなりすごい方ではないかと思います。
でも多分見た後の感想は分かれると思いますが...。


私はフランス人の友人に強力お勧めされて、まず本を買いました。本も強烈でしたが、映画は更に強烈でした。
いつも思うのですが、本は文字を追うだけで、自分の好きなように想像が出来ます。特に情景や人の顔等ですね。その点自由で、普段は本の方が良いのですが、この作品については映画を取ります。
と言うのも、18世紀のパリ。字面だけでは正確には想像できませんでしたから。18世紀、恐らく20世紀初頭まではパリの住民の大部分はあのような生活を送っていたのではないかと思います。
映画のタイトル通り、全ての情景が香りまで発しそうなくらいでした。グルヌイユが生まれた時の場面、香水の調合の場面、そしてグルヌイユが「究極の香水」を探し求める場面、ラスト近くに南仏から逃げ出す場面...。この監督さん、かなりすごい方ではないかと思います。
でも多分見た後の感想は分かれると思いますが...。
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カルメン
メリメの「カルメン」の映画化。大学時代必修で「フランス文学概論」を取ったので、そこで読んだきりなんですが、覚えている限りほぼ忠実に原作を映画化していると思います。ビセンテ・アランダ監督は自分で脚本も書きます。
多分有名な話だと思いますが、カルメンが最初に働いていたタバコ工場って、現在はセビーリャ大学なんですよね。行きましたが、「これが工場だったの?」と思うようなところです。美しい建物でした。
主演のパス・ベガはカルメンの舞台となったセビーリャ出身なので、多分うってつけの配役だったと思います。インタビューでもかなり思い入れの強い役だったと語っています。
因みにホセ役のレオナルド・スバラグリアはアルゼンチン人です。スペイン映画には結構アルゼンチン人が出ているような印象を受けます。フアン・ディエゴ・ボットJuan Diego Bottoとか。
レオナルドも中々良かったと思います。ホセは映画が進むに従ってどんどん堕ちて行くのですが、それがまたうまい。最後の方で「生まれ変わっても...?」と言う質問に答える場面では、こちらも涙を誘われました。
焼けつくような恋をしていたんですね...。

多分有名な話だと思いますが、カルメンが最初に働いていたタバコ工場って、現在はセビーリャ大学なんですよね。行きましたが、「これが工場だったの?」と思うようなところです。美しい建物でした。
主演のパス・ベガはカルメンの舞台となったセビーリャ出身なので、多分うってつけの配役だったと思います。インタビューでもかなり思い入れの強い役だったと語っています。
因みにホセ役のレオナルド・スバラグリアはアルゼンチン人です。スペイン映画には結構アルゼンチン人が出ているような印象を受けます。フアン・ディエゴ・ボットJuan Diego Bottoとか。
レオナルドも中々良かったと思います。ホセは映画が進むに従ってどんどん堕ちて行くのですが、それがまたうまい。最後の方で「生まれ変わっても...?」と言う質問に答える場面では、こちらも涙を誘われました。
焼けつくような恋をしていたんですね...。
シティ・オブ・ゴッド
「壮絶なバイオレンス映画」との批評ですが、正しくその通りです。
リオデジャネイロ郊外にある「神の街Cidade de Deus」。低所得者が多く住み、程なく街全体がファベーラ化。作者のパウロ・リンス(ブスカペ)が映画ではナレーターとして描かれていますが、彼はこの「神の街」で生き残り、例外的に街から出るのに成功した一人です。「神の街」も実在するのですが、ロケには危険すぎるため、他の地域で撮影したのだとか。
「神の街」では子どもの頃から生き延びるために強盗、殺人などが行われており、ブスカペもギャングの一派に。彼と同年代の少年たちが主役です。ゼ・ペケーノは子どもの頃に(記憶が正しければ10歳程度だったと思う)年の離れた兄を殺し、それから非情な麻薬のディーラーとしてのし上がります。対するディーラーのセノウラ(ニンジン。こちらはまだ人情味がある)も殺して街を手中に収めたかと思いきや、彼もまた、年端の行かない子どもにピストルで殺されてしまいます。
そして映画の中では10歳もいかないような子ども達が楽しそうに笑いながら銃を撃って人を殺したりしているんです。この映画、本当に情け容赦ないです。通り一遍の感想しか言えませんが、こんな世界もあるんですね...。こう言う状況があって尚、ブラジルでは銃規制の法律が国民投票で批准されない訳ですから。と言うか、こう言う現実があってこそなのでしょうか。
この映画によって、「神の街」は不幸にも危険な街と言う烙印を押され、差別や偏見の対象となってしまう訳ですが、それもきっかけとなったのか、住民組織などが生まれ、改善の方向に向かっているそうです。

リオデジャネイロ郊外にある「神の街Cidade de Deus」。低所得者が多く住み、程なく街全体がファベーラ化。作者のパウロ・リンス(ブスカペ)が映画ではナレーターとして描かれていますが、彼はこの「神の街」で生き残り、例外的に街から出るのに成功した一人です。「神の街」も実在するのですが、ロケには危険すぎるため、他の地域で撮影したのだとか。
「神の街」では子どもの頃から生き延びるために強盗、殺人などが行われており、ブスカペもギャングの一派に。彼と同年代の少年たちが主役です。ゼ・ペケーノは子どもの頃に(記憶が正しければ10歳程度だったと思う)年の離れた兄を殺し、それから非情な麻薬のディーラーとしてのし上がります。対するディーラーのセノウラ(ニンジン。こちらはまだ人情味がある)も殺して街を手中に収めたかと思いきや、彼もまた、年端の行かない子どもにピストルで殺されてしまいます。
そして映画の中では10歳もいかないような子ども達が楽しそうに笑いながら銃を撃って人を殺したりしているんです。この映画、本当に情け容赦ないです。通り一遍の感想しか言えませんが、こんな世界もあるんですね...。こう言う状況があって尚、ブラジルでは銃規制の法律が国民投票で批准されない訳ですから。と言うか、こう言う現実があってこそなのでしょうか。
この映画によって、「神の街」は不幸にも危険な街と言う烙印を押され、差別や偏見の対象となってしまう訳ですが、それもきっかけとなったのか、住民組織などが生まれ、改善の方向に向かっているそうです。
